みなさん、こんにちは。
大変ご無沙汰してしまいました。まだコロナの感染は続いているものの、大会の観戦条件は緩和され、以前のように会場で観戦出来るようになってきました。
私も少しずつ柔道の試合を観に行く日が増えて来ており、また、柔道ニュースも機会をみて書いて行きたいと思いますのでよろしくお願いします。
さて、今回ご紹介するのは『第48回関東中学校柔道大会』です。
令和5年 8月 8日(火)〜10日(木)埼玉県上尾市の埼玉県立武道館で開催されました。
私は9日の個人戦の日に会場に足を運びました。
『関東大会』というのは山梨県を含めた一都七県の予選を勝ち抜いた代表が出場する大会です。
団体戦と個人戦がそれぞれ男女別にあります。全国大会は各都道府県予選で優勝した団体と個人に出場権が与えられるので、関東大会の成績は全国大会出場とは関係ありません。
会場は基本各都県の持ち回りで、今年は埼玉県でした。
同じ日に高校生はインターハイが開催されていましたが、今年は会場が北海道でしたし、中学生の全国大会も徳島県で遠距離となるので、平日でしたが関東大会に行ってきました。
この大会では、これまでも山﨑道場出身者が活躍しています。
佐々木選手(越谷富士中、39回)、山口選手(田島中、41回第2位)、宇井(柚)選手(川口西中、44回。45回は大会が中止でした)、藤尾(龍)選手(足立学園中、47回第2位)等です。
また、今回も団体戦/個人戦共に出場しました。
団体戦は川口西中に宇井(寛)、栗栖(秀)、片桐、栗栖(智)の4選手がエントリー。
個人戦には、60キロ以下級に宇井(寛)、81キロ以下級に栗栖(秀)の2選手が出場しました。
まず、宇井選手ですが、埼玉県大会で見事優勝、1回戦シードで2回戦から出場です。相手は茨城県3位の選手に勝った千葉県2位の選手。体落とし技有り優勢勝ちで勝ち上がりました。
続く3回戦は同様に勝ち上がってきた群馬県1位の選手。裏投技有りで優勢勝ちで見事にベスト4に勝ち上がりました。
準決勝は優勝した東京1位の選手と対戦して袈裟固めで惜敗しましたが、見事3位入賞しました。
また、全国大会の切符も手にしていますので、徳島県での全国大会でも活躍を期待しています。頑張ってください。
一方の栗栖(秀)選手は、1回戦で群馬県2位の選手と対戦。リードされる展開ながら攻め続け、最後は試合終了間際に右組みからの左一本背負い投げで合わせ技で見事に勝ち上がりました。続く2回戦は神奈川県1位の選手と対戦、十分に組めず、指導3で敗れました。
2人ともとても頑張ってくれたと思います。
まだ粗削りではありますが、その分伸びしろも多いと思うし、これからが楽しみだと思いました。
全体の結果です。
上から1位、2位、3位、3位。敬称略。
【団体戦(男子)】
東海大相模(神奈川)
国士舘(東京)
田島(埼玉)
修徳(東京)
【団体戦(女子)】
田島(埼玉)
小川道場(神奈川)
川口西(埼玉)
渋谷教育学園(東京)
【個人戦(50キロ)】
奥 足立学園(東京)
光武 小川道場(神奈川)
安河内 第四砂町(東京)
安村 田島(埼玉)
【個人戦(55キロ)】
植木 無心塾(茨城)
安藤 朝飛道場(神奈川)
福田 足立学園(東京)
安谷屋 日大一(東京)
【個人戦(60キロ)】
鈴木 国士舘(東京)
杉野 草野(千葉)
宇井 川口西(埼玉)
石川 結城(茨城)
【個人戦(66キロ)】
木原 東海大相模(神奈川)
鉄砲塚 国分寺(栃木)
今井 埼玉栄(埼玉)
桶谷 国士舘(東京)
【個人戦(73キロ)】
君島 國學院栃木(栃木)
上水 東海大相模(神奈川)
佐野 箕郷(群馬)
島田 結城(茨城)
【個人戦(81キロ)】
高橋 田島(埼玉)
諸橋 東海大相模(神奈川)
舘野 相洋(神奈川)
並木 山武西塾(千葉)
【個人戦(90キロ)】
久保 足立学園(東京)
工藤 川口西(埼玉)
幕田 田島(埼玉)
大野 東海大相模(神奈川)
【個人戦(90キロ超)】
長野 国士舘(東京)
佐藤 国分寺(栃木)
松林 東海大相模(神奈川)
宮田 佐倉(千葉)
【個人戦(40キロ)】
佐藤 流山南部(千葉)
村松 田島(埼玉)
馬場 平塚柔道協会(神奈川)
小林 平塚柔道協会(神奈川)
【個人戦(44キロ)】
宮田 平塚柔道協会(神奈川)
川嶋 修徳(東京)
磯貝 朝飛道場(神奈川)
橋本 前橋七(群馬)
【個人戦(48キロ)】
外山 渋谷教育学園(東京)
小野 学園の森(茨城)
川上 小山三(栃木)
青木 東橘(神奈川)
【個人戦(52キロ)】
北島 元八王子(東京)
葛城 田島(埼玉)
沖田 はやの(神奈川)
泉 淑徳(東京)
【個人戦(57キロ)】
加藤 淑徳(東京)
クレイマー内海 修徳(東京)
常見 協和(栃木)
宮宇地 田島(埼玉)
【個人戦(63キロ)】
小松 小川道場(神奈川)
大西 川口西(埼玉)
武田 渋谷教育学園(東京)
杉本 淑徳(東京)
【個人戦(70キロ)】
勝又 富士学苑(山梨)
武田 渋谷教育学園(東京)
小座野 水戸第四(茨城)
本多 平塚柔道協会(神奈川)
【個人戦(70キロ超)】
中島 那須中央(栃木)
福田 石橋(栃木)
直塚 川口西(埼玉)
野村 小川道場(神奈川)
都県別に個人戦の結果を集計してみました。
数字は3位までに入賞した選手の数です。
【男子】
東京 8
神奈川 8
埼玉 6
千葉 3
茨城 3
栃木 3
群馬 1
山梨 0
【女子】
東京 9
神奈川 9
埼玉 5
千葉 1
茨城 2
栃木 4
群馬 1
山梨 1
【合計】
東京 17
神奈川 17
埼玉 11
千葉 4
茨城 5
栃木 7
群馬 2
山梨 1
男子は東京、神奈川、埼玉が多く勝ち上がっていました。
千葉、茨城、栃木が続いて各3人。
女子は東京、神奈川が9人ずつで多く、埼玉と栃木が第二グループという形でした。
続いて決勝に残った選手だけで集計してみました。
【男子】
東京 6
神奈川 2
埼玉 3
千葉 1
茨城 1
栃木 2
群馬 0
山梨 1
【女子】
東京 4
神奈川 5
埼玉 2
千葉 1
茨城 1
栃木 3
群馬 0
山梨 0
男子は東京が多く、埼玉、神奈川、栃木が第二グループ。
女子は神奈川と東京が中心で、栃木と埼玉が続いています。
以上のような結果でした。
厳しい予選を勝ち抜いて出場出来ただけで素晴らしい大会ですし、まして入賞した選手並びにご家族や関係者の方々おめでとうございます。
先ほど関東大会と全国大会の関係について書きましたが、例えば今回44キロ級で優勝した宮田選手は神奈川県2位でしたので、全国大会には行けません。しかしながら並いる各都県優勝者を抑えて関東大会を制しました。また、70キロ超級2位の福田選手は、栃木県大会も決勝で涙を飲みましたが、この大会でも同じ選手に敗れ2位でした。他の選手にも言える事ですが、県大会で優勝した選手以外は今年全国大会で力を発揮する事は出来ませんが、まだまだこの先活躍のチャンスがあります。是非この先もっと活躍出来る選手を目指して努力を続けて欲しいと思います。
また、全国大会に出場出来る選手も、今年結果を出す事も貴重な事ですが、それ以上に将来結果を出せる選手を目指して引き続き精進していって欲しいと思います。
最後になりましたが、連日の猛暑の中、準備から後片付けまでお骨折りいただいた関係者の皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
令和5年 8月15日
【第197号】