みなさん、こんにちは。
11月に入り、朝晩中心にだいぶ寒くなってきましたね。クールビズが終わって久しぶりにネクタイを絞めてみると襟元に違和感を感じます。
話は変わりますが、お陰様でこの柔道ニュースも5周年を迎える事が出来ました。不定期に書いているので何周年はあまり意味が無いのですが、継続できているのも、山﨑先生始め皆様方のご理解があってこそと感謝しております。
さて、今日のテーマは『平成26年 講道館杯』です。
11月8日(土)と9日(日)の両日、千葉市の千葉ポートアリーナで開催されます。
講道館杯は、全日本の主要大会の一つで、男女各々7階級の体重別トーナメント形式の個人戦、年齢制限はありません。
出場選手は、全日本柔道連盟から推薦された各階級30数名程度、実業団・警察・大学・高校の各上位選手が顔を揃えます。但し、今年は8月の世界選手権に出場した選手とアジア大会で優勝した選手は、出場が免除されています(対象者は23人)。
今年の講道館杯の位置付けは、来年の世界選手権代表選考レースの最初の登龍門かと思います。講道館杯で活躍すれば、今後各国で開催される国際試合に派遣され、更に国際試合で成績を残して行くと、最終的に来春開催される福岡の選抜体重別(各階級8人ずつで行われる最終選考会)に選出されます。それまでの成績や当日の試合内容が考慮されて、最終的に世界代表が決定するという流れになります。したがって世界を狙う選手達にとっては、非常に重要な大会になるわけです。
また、幅広い年齢層の選手が一同に会して試合をすると言う点も講道館杯の大きな特徴です。
高校/大学/社会人といった各々の枠を外れ、それぞれの全国大会で上位進出したトップ選手同士が試合をしますので、通常見られない対戦がたくさん見られる、ファンにとっては将来を見据えた興味深い大会です。
特に『超高校級』と評される元気の良い高校生が、大学生やシニアの選手達に挑戦する試合、今年で言えば男子の阿部選手・小川選手、女子の朝比奈選手・嶺井選手・鍋倉選手などがどんな試合を見せてくれるか、反対にベテラン選手が若手に対して、卓越した技術をもって勝ち上がる柔道にも期待したいです。
去年は、ベテラン増渕選手が元気一杯、技のキレも素晴らしく見事に優勝しました。
今年はどんな対戦、好試合が繰り広げられるか、今から楽しみです。
大会は初日が男子60㎏、66㎏、73㎏、81㎏の4階級と女子70㎏、78㎏、78㎏超級。二日目は男子90㎏、100㎏、100㎏超と女子48㎏、52㎏、57㎏、63㎏級となります。
テレビ中継もされますが、出来れば会場で観戦したいですね。
どの試合も興味深いですし、何といってもLiveは試合会場独特の空気、臨場感を実感できます。
【テレビ放送予定】
平成26年11月8日(土) 15:00~17:00
平成26年11月9日(日) 15:05~17:00
NHK BS1
平成26年11月5日
【第139号】