みなさん、こんにちは。
4月、春です。街では桜とともに入社や入学のシーズンとなりました。
柔道界では、今日・明日と国内最高峰の選手達が今年の世界選手権や来年のオリンピックの代表の座をかけて体重別大会で凌ぎを削っています。
テレビでも放送されますので、是非ご覧ください。
さて、今日のテーマは『出身道場』としました。
先日息子が久しぶりに山﨑道場で練習をさせて頂きました。
昨年夏に団体戦の試合に出て以来の山﨑道場で、練習に来たのは一昨年の秋以来かと思います。
熱心な中学生は卒業してももっと頻繁に道場を訪れて稽古しているのですが、息子の場合熱心さもさることながら、山﨑道場の練習日である土日と部活動の日程が重なっており、なかなか行けずにいました。
久しぶりの道場でしたが、先生方、道場生や保護者の方々に暖かく迎えて頂きました。いつも感じることですが、とてもありがたいことで、おかげさまで息子も久しぶりながらもスムーズに練習に入っていけたと思います。
特に同級生も2人練習に来ており、プチ同窓会にもなりました。他にも中学生が3人いて、先生方にも稽古をつけて頂くなど、とても良い練習が出来ました。
この日は土曜日だったので、練習は立ち技中心でした。2時半に始まって6時過ぎまで、水分補給や休憩も入りますが、かなりハードなメニューです。自分を追い込んだ練習が出来る人は、とても身のある練習が出来たと思います。息子も他の道場生とは比較になりませんが、私の予想していたよりは、かなり精一杯取り組んでいました。
柔道の場合、出稽古で日頃と違う相手、違う内容で練習することは、とても良い練習になります。
まして、出身道場で懐かしい顔ぶれと一緒にやる練習は、技術的な面も勿論ですが、気持ちの面でも何かしら感じた物があったと思います。
帰り道、当時良く通っていた店で食事をしました。
中学3年、小学生の頃とは体の大きさも声質も話す内容も変わりました。
思春期。少し格好つけたがったり、以前のように思っていることを何でもストレートに口にする事も無くなりましたが、疲れたとは言っていました。
家内から聞いた話では、2日くらい全身筋肉痛だったそうです(恥)。
私にも出身道場はあります。
今は火災で当時の建物は残っていませんが、残っていた頃は、たまに近くを通りかかると立ち寄って、窓越しに自分の名札を見つけては当時を思い出し、また頑張ろうという気持ちになったものです。
やはり、一番の思い出は寒稽古の時で、氷のように冷たくて硬い畳と、窓全開の夜明け前の暗い空でした。
今年も4月となり、山﨑道場でも新中学1年生が卒業していきます(今日・明日で卒業イベントが予定されています)。
進路は様々ですが、『出身道場』はかけがえの無いものだと思います。
これからも時々思い出し、また道場に顔を出してくれる事を願っています。
平成27年4月4日
【第144号】