みなさん、こんにちは。
この夏、たくさんの柔道大会がありました。
会場やテレビ、ネット配信など、様々な形で極力試合をみてきました。
印象に残るシーンもたくさんありました。
また、山﨑道場の卒業生達の活躍も見聞きしました。
大貫選手(富士中): 関東大会出場
山﨑選手(淑徳大): 関東ジュニア出場
杉野選手(修徳高): 全日本ジュニア出場
おめでとうございます。これからも頑張って欲しいと思います。
さて、今日のテーマは『真のスポーツマン』としました。
先日、日曜朝のテレビ番組『ボクらの時代』に野球の星野仙一氏、ラグビーの松尾雄治氏、タレントの北野たけし氏が出演されていました。
3人とも明治大の卒業生という事で色々な話が出ていましたが、その中で印象に残った話をご紹介したいと思います。
まず、松尾氏が次のような話をされていました。
学生時代の恩師であり、長年明治大ラグビー部の監督をなさっていた北島監督の言葉です。
『真のスポーツマンというのは、公式戦に1回も出る事がなくても、自分の都合によって1回も練習を休まないで、4年間只ひたすらにボールを追った人間なんだ。必ずそういう奴らが世の中を引っ張って行くんだ』
誰しも強くなって試合に出たい、レギュラーになりたいとか花形選手になりたいと思う気持ちはあると思います。とは言え、一流校になれば大勢の部員の中でレギュラーになれるのは一握りであり、脚光を浴びる事なく卒業して行く選手の方が多いのが事実です。
しかしながら、それでも腐る事なく努力を続けて行けた選手が、社会に出て立派に活躍している。
良い話だと思いました。
星野氏もこんな話をされていました。
ラグビー同様長年監督をされていた野球部の島岡監督の話です。
『早大戦で3回ぐらいでKOされて、島岡監督から夜中の12時ぐらいに出てこいって。早稲田にKOされて腹立たないのか!とパンツ一枚でグラウンドに呼ばれ、マウンドで正座させられた。正座は夜が明けるまで続いたが、白々としてきた頃、ホームベースのところに誰か座っている。誰かなぁと思ったら島岡監督だった。この時から監督の人柄に惚れ込みイエスマンになっちゃった』
合宿所生活のエピソードもありました。
『先輩から、夜中にタバコを買って来いと言われた。今のように自動販売機も(コンビニも)無く夜中にタバコを売っている店などない。仕方なく戻ると、新宿まで行って来いと。そんな経験の中で学習した。それぞれの先輩のタバコの銘柄を覚えておき、買い置きしておいた。呼ばれると、そのタバコを持って買い出しに行った振りして暫く時間を潰して、買って来ましたと帰る』
松尾氏も
『先輩から100%のジュースを買って来いと言われたが店に無い。仕方ないから50%のを2本買って来て、先輩、これを2本飲めば100%です!って』
どれも、なるほどと思いました。
大事な事は、どんな状況でも前向きに物事を考え行動出来る事では無いでしょうか。そして、継続できる事。
直接柔道の話では無いですが、柔道にも通じる話と思いご紹介させて頂きました。
山﨑道場では、明日は越谷市民大会です。
全員がエントリーする大会であり、ひとりひとりの目標に向かって、積極的に取り組んでくれたらと願っています。
平成29年9月17日
【第170号】