柔道ニュース 『埼玉県柔道小学生強化練習会』

みなさん、こんにちは。

11月も最終週になりました。柔道界ではオリンピックが終了したことで指導陣の先生方の顔ぶれもかわり、選手も何名かが引退されました。
特に穴井選手や杉本選手といった日本の柔道界を支えてきた人達で、まだ20代の選手は、もっと続けて次を目指すなり後継者の壁になって欲しい気持ちもありましたが、十分ご検討された結果だと思います。これまでの努力とご活躍に対し、心から敬意と感謝の言葉を贈りたいと思います。
そして、是非第2の人生でも益々ご活躍されることを願っております。
話は変わりますが、今日のニュースによると、次のオリンピックに向けて柔道を支援する新組織が近く発足し、オリンピック金メダルには2000万円もの報奨金が用意されるそうです。報奨金はこれだけで無く他の組織からや社会人なら所属企業等からのもあるでしょうから、選手には励みになるのではないでしょうか。もっとも、報奨金など関係なく金メダルは出場する誰もが欲しいとは思いますが。

さて、今日のテーマは『埼玉県柔道小学生強化練習会』です。11月24日(土)埼玉県武道館にて県の強化選手中心に今年の1回目が開催されました。ちなみに今年度はトータル3回の開催だそうです。

まず内容をご紹介します。
開始は9時30分。
準備体操と様々な補強運動をトータル約40分やり、水分補給。

以降は、男女別々に3クラスずつ(1・2年、3・4年、5・6年)に分かれました。

寝技乱取り(自由練習)2分×10本(輪転方式)

休憩5分

打ち込み
投げ込み
この時点で11時5分でした。

続いて乱取り(自由練習)
2分×7本を2セット(元立ち方式)

最後に整理体操で終了しました。
11時40分過ぎでしたので、2時間強の練習会でした。

私は今回初めてこの練習会を見学させて頂きました。内容的には以上の通り、特別な事をやっている訳ではありません。しかしながら、総じてみな熱心に取り組んでいたと思います。日頃の練習相手とは違う、色々なタイプの相手と練習できるし、レベルの高い選手の中で揉まれる事で良い刺激にもなったのではないかと思います。中には次から次へと投げられて強い選手の力を体感したり、強化選手と互角以上の稽古をして自信を付けたり、個人個人感じるものはあったはずです。どちらも良い経験になると思います。
今後に向けて、こうした貴重な経験を有効活用することが大切であり、その為には、まずは本人が心底強くなりたいという意識を持つことです。それがあれば日頃の稽古にも自ら積極的に取り組む姿勢が芽生えると思います。

【柔道関連テレビ情報】

『柔道グランドスラム東京2012』

今年も上記大会が、11月30日(金)~12月2日(日)の3日間、東京・国立代々木競技場第一体育館で開催されます。日本で開催される唯一の国際大会であり、先日の講道館杯の上位者をはじめ、ロンドンオリンピック代表選手も加わり、世界の強豪を迎え撃ちます。是非ご覧ください。

11月30日(金) 19:00~20:54
12月 1日(土) 17:00~19:00
12月 2日(日) 17:00~19:00

テレビ東京

平成24年11月26日
【第111号】