みなさん、こんにちは。
プロ野球の日本シリーズで連日熱戦が繰り広げられています。
両者が力の限り戦っている姿は、人の心に響くものがあると思います。
柔道も同じですね。
山﨑先生も、今は勝ち負けよりも内容が大事だとおっしゃっています。そのためにはやはり日頃の努力あるのみ。そして、年齢と共に創意工夫も盛り込んでいきたいですね。
さて、今日のテーマは 『東京都中学校新人柔道大会』です。
平成25年10月27日(日)、台風一過のさわやかな秋空のもと、講道館の大道場にて開催されました。
この大会は3年生が抜けた後の1・2年生による大会です。
顔ぶれも新たに現時点の各校の実力を知ると共に、新チームの課題を見つけて来年度に向けての修正ポイントを探す、絶好の機会だと思います。
まず結果から掲載します。
★上から優勝・準優勝・3位・3位の順、敬称略、以下同じ
【男子団体戦】
国士舘
文京一
第三亀戸
興本扇
★女子団体戦開催なし
【女子個人戦】
■40㌔級
加藤(陵南)
栗田(修徳)
坂野(久留米)
福井(浅川)
■44㌔級
安部(帝京)
小林(淑徳)
杉野(修徳)
藤阪(国分寺第一)
■48㌔級
安藤(修徳)
布谷(藤村女子)
畠山(中野第十)
箕輪(元八王子)
■52㌔級
明石(渋谷教育学園渋谷)
大手(修徳)
渡辺(第三亀戸)
中川(第三亀戸)
■57㌔級
佐藤(国士舘)
田谷(東海大高輪台)
上原(文京一)
石川(渋谷教育学園渋谷)
■63㌔級
福井(淑徳)
橋本(瑞江)
秦(和田)
野澤(帝京)
■70㌔級
宇田川(国士舘)
松崎(浅田)
■70㌔超級
三浦(東大和第二)
本間(国士舘)
角田(帝京)
工藤(明星)
【男子個人戦】
■50㌔級
大石(文京一)
長谷川(上板橋第三)
関澤(横山)
山崎(五日市)
■55㌔級
武岡(興本扇)
小田(稲城第四)
浜(文京一)
橋本(修徳)
■60㌔級
山本(足立学園)
佐藤(国士舘)
安部(第三亀戸)
佐伯(東村山第二)
■66㌔級
間瀬(文京一)
川本(貫井)
宮崎(修徳)
金野(安田学園)
■73㌔級
斎藤(国士舘)
高橋(三鷹第一)
岩崎(上板橋第三)
若林(安田学園)
■81㌔級
長島(国士舘)
南条(東大和第一)
和井田(清瀬第三)
中田(安田学園)
■90㌔級
荒川(国士舘)
大野(文京一)
賀持(安田学園)
丸本(上板橋第三)
■90㌔超級
戸高(八王子第六)
今田(安田学園)
酒井(国士舘)
小林(浅間)
以上のような結果でした。
入賞した皆さん、おめでとうございます。
男子団体戦は、前評判通り国士舘が危なげ無く優勝しました。決勝も4対1と他校とは力の差があったと思います。とはいえ、例年と比べても上と言っている訳ではありません。
元々長期的視野で選手を育成している学校なので、中学校(特に低学年)は将来を見据えた基礎作りの期間かと思います。今後の更なる成長が楽しみです。
準優勝の文京一中も、重量級選手は少ないものの、動きの良い選手が多いという印象でした。ただし、1年生が例年のように春日柔道クラブから入学していないので、今後チーム作りに影響が出るものと思います。
安田学園は、国士舘と早い段階であたり(0対3)上位入賞はなりませんでしたが、小学生時代全国区で活躍していた1年生が4人入っているチーム、来年が楽しみです。
個人戦では、70㌔級の宇田川選手が印象的でした。いかにも基礎体力がありそうな体つきで、将来が楽しみな選手だと思います。小学生時代も全国小学生学年別で優勝していますが、来年は全中の優勝候補かと思いますし、今後も精進して欲しいですね。
男子は予選を欠場していたので出ていませんでしたが、60㌔級の山中選手(文京一) が団体戦では活躍していました。
他には、90㌔超級の戸高選手(臥牛館⇒八王子第六)も1年生の挑戦をはねのけ、上級生の貫禄を見せてくれました。また、81㌔級の南条選手(松前柔道塾⇒東大和第一)、73㌔級の高橋選手(松前柔道塾⇒三鷹第一)、55㌔級の小田選手(松前柔道塾⇒稲城第四)、70㌔超級で優勝した三浦選手(松前柔道塾⇒東大和第二)など、松前柔道塾が講道学舎杯で優勝した時のメンバーが、中学は分かれいますが上位入賞して活躍していました。
また、埼玉県の道場出身者もたくさん見かけました。
一例ですが、90㌔超級の大野選手(舟川⇒文京一)や66㌔級の金野選手(志陽館⇒安田学園)、50㌔級の仲島選手(志陽館⇒修徳)、川田選手(草加⇒足立学園)、48㌔級の安藤選手(吉田道場川口⇒修徳)、44㌔級の小林選手(三郷⇒修徳)などです。久しぶりに元気な姿を見る事ができて嬉しく思いました。
山﨑道場出身者も頑張っていました。
44㌔級で3位になった杉野選手(山﨑道場⇒修徳)は、初戦有効を先取されながらも技ありを取り返して勝利、2戦目も延長旗判定勝利ながら、最後まで粘り強く闘いました。
奥澤選手(山崎道場⇒第三亀戸)も1年生ながら団体戦に全試合出場して4勝1敗(不戦勝1含む)、気持ちの入った良い試合をしていたと思います。個人戦66㌔級では、初戦勝ち2戦目負けという結果でしたが、着実に強くなってきていると思いました。
埼玉県大会ももちろんですが、今後山﨑道場出身者がたくさん活躍してくれることを期待したいと思います。
平成25年11月1日
【第125号】