みなさん、こんにちは。
先週末の全日本関東予選で、東海大相模高校の王子谷選手が、見事2位で本選出場を決めました。
昨夏のインターハイから、全日本ジュニア、世界ジュニアと全て優勝しています。シニアでも講道館杯3位。特に、最重量級での世界ジュニア優勝は、あの『世界の山下』以来34年振りの快挙(以前は毎年開催ではありませんでしたが)。一生に一度でも出場できたら一流選手の証である全日本に、『予選通過時は高校生』という歴史上でも数少ない足跡を加え、これからどこまで伸びるか非常に楽しみです。
もうひとつ強調しておきたい事は、今回の対戦相手です。どの選手も強力メンバーであり、非常に価値ある代表だと感じました。
阿部亜人選手:一本勝(一本背負)
生田秀和選手:一本勝(支釣込足)
西山大希選手:僅差勝(2対1)
森田晃弘選手:一本勝(大外刈)
加藤博剛選手:一本負(巴投)
4月29日の日本武道館が、今から楽しみです。
その前に、福岡の選抜体重別の緒戦で鈴木桂治選手と対戦、こちらもワクワクしますね。
【関東地区代表(敬称略)】
加藤 博剛(国士舘高⇒国士舘大⇒千葉県警、4回目)
王子谷 剛志(東海大相模高、初出場)
新井 信吾(白鴎大足利高⇒山梨学院大⇒埼玉県警、初出場)
西山 大希(桐蔭学園高⇒筑波大、初出場)
さて、今日のテーマは『全国小学生学年別柔道大会(予選)』です。
この大会の本戦は、毎年8月に各都道府県の予選を勝ち抜いた精鋭による全国大会で、小学生の個人戦では最高峰の大会です(今年の会場は大阪、去年は札幌)。埼玉県予選は6月に行われますが、その更に下部組織の地区予選となるのが、今回ご紹介する大会となります。
南埼玉郡市地区予選は、3月13日に春日部市武道館で開催されます。
本番となる全国大会が来年度ですので、来年度の6年生と5年生が対象となり、体重別で行われます。
階級区分は以下の通りです。
【5年男子】
・45㌔以下級
・45㌔超級
【5年女子】
・40㌔以下級
・40㌔超級
【6年男子】
・50㌔以下級
・50㌔超級
【6年女子】
・45㌔以下級
・45㌔超級
以上の8階級に分かれていますが、南埼玉郡市大会に出場出来るのは、各階級に各道場から1名です。
今年の山崎道場の場合、5年男子45㌔以下級のみのエントリーで、他の7階級は該当者がいません。
試合は2位までの選手が県大会出場権を獲得し、県大会で優勝すると、前述しました大阪での全国大会に出場できます。
話を地区予選に戻します。昨年のこの大会では、山崎道場から3階級に出場し、見事全員が県予選に進出しました。
今年も昨年に続き、是非とも県大会の切符を勝ち取って欲しいと思います。
【柔道関連テレビ情報】
シーズン到来で、久しぶりにこのコーナーも復活です。
少し先になりますが、春の高校選手権の放送が以下の通り予定されています。
試合は一週間ほど前に開催されますので、結果は出た後ですが、それにしても楽しみです。
3月27日(日)
19:00~20:50
NHK BS1
男子は、今年も国士舘と東海大相模の決勝の可能性が高いと言われています。
5人による勝ち抜き戦ですが、去年3冠達成の国士舘は、穴の無い強力布陣で、遠藤・小川両選手等、去年から活躍している選手がいます。
一方女子は、体重別3人制の点取り試合です。1年生コンビの田代・橋本両選手を擁した淑徳が強そうです。
田代選手は、桐蔭の山本選手と共に、福岡で行われる、シニアの選抜体重別選手権に、高校1年生で選ばれており、どんな活躍をするかとても楽しみです。また、橋本選手は180㌢100㌔という日本人離れした恵まれた体格で、将来が楽しみな選手です。両選手とも、各校にマークされるとは思いますが、『段違いの強さ』を見せて欲しいですね。
なお、女子の体重区分は、先鋒が52㌔以下、中堅が63㌔以下、大将が体重無差別です。
どのチームも、是非高校生らしい溌剌とした試合を期待したいと思います。
平成23年3月8日
【第66号】