柔道ニュース 『新年にあたって』

あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

さて、今年最初のテーマは、『新年にあたって』です。
暮れの稽古納めから年始の稽古始めまで、一年の中で最も長く道場での稽古が休みとなるこの時期、皆さんは如何過ごされましたか?
年末先生からお話のあった通り、トレーニングに励むなど、体を動かしていましたでしょうか?
そして、『早く柔道着に袖を通したい』とか、『青畳に立ちたくてウズウズしている』といった気持ちが湧いて来ていますか?
多くの子供達がそうあって欲しい気持ちは山々ですが、現実はなかなか難しいのではないかと思います。
小生も柔道を始めた当初、以前書きました『寒稽古』から1年が始まりました。年末年始、家族や親戚とのんびり過ごしたり、お年玉の使い途を算段したりと正月気分を満喫していたのに、明日から厳しい10日間が始まるかと思うと、憂鬱な心境であったと思います。
そんな少年時代を過ごしましたが、同じような心境のお子さんに対し声をかけるとしたら、こう言います。
「練習は、一生懸命にやっても、いい加減にやっても、同じ時間やるものだよ。同じやるなら精一杯取り組んでみよう。稽古や学校・塾の勉強、大人になってからの仕事も皆同じなんだよ。一生懸命やって、『今日は良く頑張った』と自分で自分を褒めてあげたくなるような気持ちになれたら、その日は一日中晴れやかな気分で過ごせるんだよ。一度ためしてごらん」と。
山崎道場は、低学年が多いので、なかなか難しいかも知れませんが、なかには、比較的そうした気持ちに早くなり、より高いモチベーションを持っていると感じる感心な子供もいます。その積み重ねが素晴らしい技を産み、実力向上に結びついて行くのだと思います。
柔道の一流選手が、子供時代から抜群に強かったかというと、必ずしもそうではありません。
小生の中学時代、県の優勝チームは全国大会で3位になりました(当時は個人戦の全国大会は、まだありませんでした。また、小学生の全国大会は団体も個人も無かったと思います)。小生の前後の学年にも強かった人、素質のある人はたくさんいました。でも、その後活躍した人は必ずしも子供の頃から強かった人ではなく、努力を惜しまず、持続力のあった人、最終的には柔道が好きな人だったように思います。五輪連覇の内柴選手でさえ、小学生の頃は試合で負けてばかり、チームの足を引っ張る存在だったそうです。
もう一つ大事な事、それは、目標を持つ事だと思います。
『この技を完成させて試合で一本取りたい』、『○○大会で優勝するぞ』とか、ライバルを見つけて、『××道場のあの子には負けないぞ』と言ったものでも良いと思います。この一年の目標を決めて、取り組んでみたら如何でしょうか。
それが決まったら、ブレイクダウンして、半年、3ヶ月、1ヶ月単位の短期目標を作っても良いでしょう。
是非、目標を作ってチャレンジして、成し遂げた暁にはご褒美も!各々の成功体験を味あわせてあげるのも大事な事ではないかと思っています。

愚息のように、三日坊主ならぬ『半日坊主』(?)には、練習前に今日の目標を立てるのも良いと思います。

いずれの場合も、お子さんが頑張って背伸びすれば届きそうな目標を、あまりしつこくならず短時間に会話する事がポイントかと思います。

今年の稽古初日に、子供達の元気な姿、生き生きした目に会えるのを楽しみにしています。

今年もよろしくお願いします。

平成22年1月6日
【第14号】