柔道ニュース 『マルちゃん杯関東大会』

みなさん、こんにちは。

 

合宿お疲れさまでした。

我が家は息子が当日体調を崩し、残念ながら欠席となってしまいました。皆さまにご迷惑をおかけする事となり、大変申し訳ありませんでした。

息子ももちろんですが、私自身もとても楽しみにしていただけに非常に残念でした。

 

話は変わりますが、先日和光市駅でレスリングの伊調馨選手を見かけました。私服でしたし、63キロ級ですから特別大きい訳ではなく誰も気づいていないようでしたが、オリンピック2連覇、世界選手権6回優勝(共にまだ継続中)という、吉田選手と共にレスリング界のスーパースターです。やはり、体つきが並みの選手とは違いました。

その日は、和光市総合体育館で全日本社会人レスリング選手権大会が開催されていたので、きっとその帰りだったのでしょう。

あの体つきやレスリングの試合ぶりから、きっと柔道の道を選んだとしても大成しただろうと感じました。

 

さて、今日のテーマは『マルチャン杯関東大会』です。

7月3日(日)に東京武道館にて開催されました。

この大会は開場時間が7時15分と早いため、早朝から東京武道館の周囲を長蛇の列ができます。山崎道場の場合、今年は第1試合という事もあり6時半に現地集合でした。

 

『マルちゃん杯』という名前がついているように、東洋水産株式会社と東京都柔道連盟が主催しています。東洋水産は、全日本柔道選手権の特別協賛など柔道に注力されている会社です。実業団の柔道部も、かつては大熊政彦氏(世界選手権銀メダル、大垣日大高⇒東海大⇒東洋水産⇒大垣日大高教)、関根英之氏(世界選手権代表、作新学院高⇒東海大⇒東洋水産)や越野忠則氏(世界選手権優勝、白糠高⇒東海大⇒東洋水産⇒国際武道大教)等の国際級の選手がいました。

この大会も無料で参加できる、ありがたい大会です。全国を7地区に分けて開催しており、今回の関東大会だけでも、小学生188チーム、中学生男子136チーム、中学生女子87チームもの参加がありました。応援団等をを含めると1万人近い人数となる大規模な大会です。

 

山崎道場は、3年前、一期生が4年生の時に初めて参加し、以来毎年参加しています。

試合は団体戦のみ、小学生は学年や性別関係無く、体重順に軽い方から5人並ぶ点取り戦です。よって、オール6年生のチームや、学年落ちのチーム、また巨漢揃いのチームなど様々です。

今年の山崎道場は、6年生がいないため5年生4人と4年生1人の、いわゆる『学年落ち』軍団です。

 

初戦の対戦相手は6年生2人・5年生3人、体重も全員が少しずつ重く、トータル55キロ(1人平均11キロ)重いチームでした。

 

開会式終了直後、いよいよ試合開始です。

整列したところ、確かに相手チームが一回り大きく見えました。

 

まず先鋒戦です。終始攻めていましたし、押さえ込みにも入りましたが、惜しくも有効までに至らず引き分けでした。

 

次鋒戦はこちらが一方的に技を仕掛けていましたが、技に入ったところを浴びせ倒されるような形で返されて技ありを取られ優勢負けでした。負けはしましたが、良く攻めていました。

 

中堅戦は、双方攻め合う好勝負でした。先に有効を先取して、最後は横四方固で一本勝ちしました。これで1対1ながら内容でリードしました。

 

副将戦は実力的には相手が上だと感じましたが、相手の攻めを凌いで一瞬のチャンスを逃さず袈裟固で一本勝ちしました。

 

大将戦は、開始早々支え釣込足で技ありを先取。その後も攻めて最後は内股技ありで合わせ技一本勝ち。トータル3対1で勝ちました。

 

2回戦の相手は、神奈川県の強豪道場でした。

やはり実力差はいかんともし難く、0対5で敗れました。

 

もちろん負けは悔しいですし、反省点もありますが、一回戦突破した事で来年以降につなげてくれたらと思います。

 

全体の試合結果は以下の通りです。

 

【小学生】

 

優勝       春日柔道クラブ(東京)

2位       朝飛道場      (神奈川)

3位       無心塾        (茨城)

3位       吉田道場      (東京)

5位       松前柔道塾    (東京)

5位       寒川柔友会    (神奈川)

5位       鈴木道場      (東京)

5位       臥牛館        (東京)

 

【中学生男子】

                                    

優勝       国士舘        (東京)

2位       川口戸塚      (埼玉)

3位       浜岳          (神奈川)

3位       修徳          (東京)

5位       高尾警察      (東京)

5位       足利第一      (栃木)

5位       足利協和      (栃木)

5位       秋葉道場      (千葉)

9位       臥牛館        (東京)

9位       神明          (神奈川)

9位       陽南          (栃木)

9位       相原          (神奈川)

 

【中学生女子】

 

優勝       相原            (神奈川)

2位       渋谷教育学園渋谷(東京)

3位       修徳            (東京)

3位       帝京            (東京)

 

以上のチームが9月19日に開催される全日本選抜少年柔道大会への出場権を得ました。

 

小学生で言えば、東京や神奈川の有名チームの強さもさることながら、茨城県のチームが良く鍛えられており、動きの良さが目立ちました。

 

また、中学生男子で2位となった川口戸塚は、越谷の道場出身者が3人、武里が1人というチームでした。今後、関東大会や全中でも頑張って欲しいと思います。

 

中学生女子は、準決勝まで試合会場が分かれており、わかりませんでしたが、相原と渋谷という優勝候補が順調に決勝に進出しました。

3人戦の為、やはり核になる有力選手がいるチームが強いと感じました。

 

今回改めて感じたのは、やはり体格・体力の違いでした。

山崎道場は全体的に細身の選手が多く、技術的にはすばらしい選手も多いですが、体力負けしがちです。

強豪チームは、仮に身長が同じでもがっしりした体つきの選手が多かったと思います。

 

練習に加えて、ご指導頂いている『挨拶』・『おかわり』・『早寝』を励行し、体幹の強い立派な体を作りましょう。

 

平成23年7月12日

【第81号】