柔道ニュース  『練習再開』

みなさん、こんにちは。

たいへん長らくご無沙汰してしまいました。

新型コロナウイルスにより、世界中が大変な影響を受けています。 日本でも緊急事態宣言が出され、人々の生活は大きく変わりました。 既に緊急事態宣言は解除されましたが、まだ連日感染者の報告が続いています。

柔道においても東京オリンピック始め、大会が軒並み延期や中止となり、集合しての練習も出来ない状況が続きました。 ようやく今月に入り、全柔連や県柔連からの指導のもと、段階的制限付きながら練習が再開されました。

山﨑道場でも、今月から屋外でのラントレから練習をスタートしています。 今日(6月21日)も越谷市内の公園に30人ほどの小・中学生が元気な姿を見せてくれました。

【この日の練習メニュー】

・準備体操

・ランニング  一周1200mのランニングコースを3周。低学年は2周。

・坂道ダッシュ(高学年)

・階段ダッシュ(低学年)

・補強運動(屈伸運動など下半身強化メニュー)

・整理体操

さすがにブランクは取り戻せていない感じでしたが、こうして子供達の元気な姿を見られて、心から喜びが込み上げて来ました。

自粛期間中もしっかり自主トレを積んできたのでしょう。中には動きの良い子もいました。 なかなか一人だけの練習では、追い込んだ練習は出来ないものですが、このような子は、しっかりした目標があるのだと思いました。

こうした努力に報いるためにも、この先順調に感染が収まり、大会も実施させてあげたいと改めて感じました。

とは言え、相手はウイルスです。本当に安心出来る状況になるには、特効薬やワクチンが開発されるか、人々が免疫を持つ必要があると思いますが、まだその域にはありません。 ですから、練習する事と並行して予防に努める事が大事だと思います。 日常生活において、手洗い、うがい、マスク、消毒、検温、小まめな水分補給、規則正しい生活、バランスの取れた食事、十分な睡眠、そして三密を避けるなどです。 これも、頭では理解できていても、しっかりと継続する事は簡単では無いと思います。

かつて柔道の創始者である嘉納師範は、関東大震災の際に『禍を転じて福とせよ』と指導されたそうです。

災いを一つのきっかけとして捉え、更なる成長を目指す、大地震とウイルスは違いますが、当時の話を伺うと、師範の考え方や行動力は、百年近く経た今でも色あせない、勉強になる話だと思いました。

今を生きる私たちも、これからが大事です。お互い頑張っていきましょう。

令和2年6月22日

【第190号】

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