柔道ニュース  『10月を振り返って』

みなさん、こんにちは。
10月も最終日となりました。
今年はいくつもの台風が過ぎて、関東地方でも各地で大きな爪痕が残りました。被災された地域の1日も早い復興を願っております。

さて、今回のテーマは『10月を振り返って』としました。

10月もスポーツ界では多くの出来事がありました。
まだ開催中ですが、ラグビーのワールドカップが日本で開催され、日本チームの活躍もあり、とても盛況です。これまでラグビーを知らなかった人やあまり興味のなかった人も、この大会を観てファンになった人もたくさんいらっしゃるのではと思います。
そして人々の心を掴んだ要因はいくつもあるでしょうが、私は日本チームのひたむきさではなかったかと思います。
代表チームは年間250日も共に過ごし、過酷な練習に耐えここまできたそうです。そうした努力に裏打ちされた何かが感じ入る所があったのではないでしょうか。
また、様々な国の出身の人達が一つのチームとしてまとまるのは簡単ではなかったと思います。
コーチがおっしゃっていました。
「間合い」は英語では「ギャップ」となるし、「あんばい」は「アジャスト」だろう。でも、日本語のニュアンスはそれでは伝わらない。日本語で説明して理解してもらえる関係を築いた。「阿吽の呼吸」が重要だと。
なかなか重みのある言葉だと思いました。

ゴルフも米国のツアーが日本で開催され、タイガーウッズ選手と松山選手のトップ争いという、日本のファンには願ってもない展開となりました。
最近は女子に注目が集まりがちなゴルフ界でしたが、会場は2万人を超える大ギャラリーで埋め尽くされ、タイガーウッズ選手の通算82勝というとてつもない記録達成を身近に感じる事が出来ました。
数多の記録を樹立してきた「生ける伝説」も長く不調が続いていましたが、それを乗り越えての今季の活躍だけに魅了するものがあったのではないでしょうか。

野球では日本シリーズがあり、ソフトバンクの4連勝で終わりました。ソフトバンクの層の厚さが目立ち、巨人は主軸の不振やリリーフ陣の不調など、波に乗れずに終わってしまった感じでした。
また、エラーが点にからむケースも多く、ソフトバンクにしてみると、そうしたチャンスを着実に得点につなげるソツのなさも目立ったように思います。
今や日本シリーズ3連覇のソフトバンクも、低迷期もあり、特に王監督が就任当初を覚えている者としては感慨深いものがあります。

さて、柔道界では10月は全日本学生柔道体重別団体優勝大会が開催されました。
結果は東海大のアベック優勝でしたが、特に女子は大会11回目で初優勝でした。
選手の頑張りはもちろんですが、塚田監督のインタビューが印象的でした。
塚田監督は現役時代、全日本9連覇、オリンピックや世界選手権でもチャンピオンという輝かしい成績の持ち主ですが、ご自身の時にもこれ程感無量といった姿は無かったのではと思うくらいでした。
一方の男子は、7人全員が引き分けで代表戦で東海大が優勝しました。
東海大は最後まで無失点という安定感と選手層の厚さでも一歩抜きん出ていた印象でした。また、最後の代表戦はどの階級にも選ばれる可能性がありましたが、クジ運にも恵まれていたように思いました。
敗れた国士舘大も昨年の悔しい敗戦から今年も好チームを作って臨んできました。
惜しくも決勝で涙を呑みましたが、全員が3年生以下であり来年また素晴らしい試合を見せて欲しいと思いました。

さて、この柔道ニュースは平成21年10月にスタートしましたのでおかげさまで今年で丸10年が経ちました。
当初はこんなに長く続くとも、小生が担当をし続けるとも全く考えていませんでした。最初の1年以降は更新も少なく、申し訳ありませんが、マイペースで書かせていただいております。
ご覧いただき感謝致しております。いつもありがとうございます。

令和元年10月31日
【第186号】