『柔道ニュース』 三位一体

『柔道ニュース』もおかげさまで3回目を迎えることが出来ました。

何人かの方からコメントや激励のお言葉を頂戴し、とてもありがたく 感謝致しております。

今後とも宜しくお願い申し上げます。

 

さて、今回は三位一体を題材にさせていただきました。

少年柔道で三位一体といったら何を指すと思いますか?

私は、『先生』の情熱と、『子供達』のやる気と、『家族』の協力ではないかと思っています。

ここでは、特に家族を中心に書いてみます。

山崎道場では、毎回の練習に大勢のご家族が”参加”しています。
送り迎えはもちろんですが、『お父さん先生』や『お母さん先生』として一緒に汗を流している人、最初から最後まで応援に来てくれる人もたくさんいます。
夏は暑さに加えて蚊が飛び交う中、冬場は凍りつくような板の間で防寒対策に工夫を凝らし、長時間の稽古を温かい眼差しで見守って下さいます。
ですから、柔道経験など無くとも、非常に目が肥えていて、叱咤激励もタイムリーかつ的を射ていると思います。当然ながら、子供達も大変励みになると同時に気を抜けない・・・はずですが、そこは小学生、時には集中力が途切れる時もあります。でも、(土)は3時間半、(日)は3時間という長丁場の中、子供達は本当に頑張っています。
また、先生は常に大変な情熱をもって『真剣勝負』で子供達をご指導下さいます。外まで響き渡るような大声でご指導されることも珍しくありません。ある程度緊張感が無いとケガをしますし、先生と子供達の間で一体感が生まれた時に初めて、内容のある中身の濃い稽古ができるのだと思います。

私は、学校生活や一般の家庭の暮らしの中では、決して体験できないこの時間が、そしてその積み重ねが、子供の成長過程において非常に重要であり、人間育成の場として絶大な効果をもたらすと信じています。

更に柔道は対人競技です。相手は色々なタイプがいます。年齢・キャリア、体の大きさも異なれば、右組みもいれば左組みもいます。スピードのある子、力の強い子、寝技の得意な子、フェイントもあれば、得意技も様々です。そうした凄い数のバリエーションがある中、しかも流動的な動きに対し瞬時の状況判断が求められます。そういう意味では、柔道の修行は創意工夫というか、考えながら稽古する事が重要ですし、やり甲斐のある非常に奥の深い競技だと言えると思います。

話を元に戻しますが、こうして幾つもの高いハードルを飛び越えて育った子供達が、やがていつの日か熱心に支えた家族に対し、自然と感謝の気持ちを抱き、『忙しいのに、僕を・私をいつも見守って応援してくれたね。ありがとう。あの頃、稽古はきつかったけれど柔道を一生懸命頑張って本当に良かった』と感じてくれる日がくる事、そして子供が立派に成長した姿を見られる日を今から楽しみにしています。

最後に柔道関連のTV情報をお伝えします。

①上野三姉妹の再放送
前回紹介した番組の再放送があります。
10月30日
11時~11時半
NHK教育

②スポーツドキュメント柔道 復活 鈴木桂治
11月3日
13:55~14:25
テレビ東京

柔道家・鈴木桂治氏の復活に賭けるスポーツドキュメンタリー。まさかの初戦敗退を喫した北京五輪から、彼は何を考えて現役続行を決めたのか。彼の生き様からその素顔を追う。
⇒10月4日の再放送です

③第11回全日本学生柔道体重別団体優勝大会
11月3日
15時~16時
NHK教育
⇒学生体重別7人制の団体戦。昨年は古豪明治大が藤原監督のもと復活優勝。決勝戦を中継予定。

 

体重別団体は軽量級の選手も脚光を浴びる良い機会と思います。各校とも是非頑張って欲しいですね。関西勤務時代と違い、さすがに尼崎(兵庫県)まで応援には行けませんが・・・。

平成21年10月28日

【第3号】