柔道ニュース 『第20回日整全国少年柔道大会』

みなさん、こんにちは。

 

前回ニュース・ボックスの話を書いたところ、さっそくコメントを頂きました。

ありがとうございます。

コメントの内容から、一つご説明します。

柔道ニュースの過去分をご覧になりたい時は、ホームページの左手の方にある一覧の中の『柔道ニュース』のところにカーソル(マウスのポインター:矢印の事です)を移動してクリック(マウスの左ボタンを1回押す)して下さい。

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ぜひまたご意見やご質問などありましたら、よろしくお願いします。

 

前文が長くなり申し訳ありませんが、今回はもう少しお付き合い下さい。

 

最近NHKドラマで『神様の女房』を見ました。

全3回で、松下幸之助氏と奥さまの話なのですが、とてもすばらしい内容だと思いました。

幸之助氏はもちろん、常盤貴子さん演じる奥さまが良かったですね。

心に残ったシーンはたくさんありますが、柔道ニュースなので、柔道に参考になると思う箇所を一つだけご紹介します。

 

それは、幸之助氏が語った成功の秘訣です。

 

 

『成功の秘訣は、成功するまで続ける事だ』と。

 

 

字面通り読めば、ある意味当たり前の話ですが、丁稚奉公から裸一貫で世界の松下、現在のパナソニックを創りあげた幸之助氏の言葉だけに、心に響きました。

 

 

さて、今日のテーマは『第20回 日整全国少年柔道大会』です。

体育の日の10月10日、東京・講道館で開催されました。

主催は日本柔道整復師会です。この試合は、一昨年までNHK(BS)で毎年放送されていた『くやしかったら強くなれ』 で取り上げられており、当欄でも以前ご紹介させて頂いた事もあります。

今年も各都道府県の予選を勝ち抜いた48チームが出場して行われました(開催地東京は2チーム)。

 

試合は団体戦のみで、チーム編成は以下の通りです。

先鋒   4年生

次鋒   5年生

中堅   5年生

副将   6年生

大将   6年生

学年別、そして同学年は体重順に配列するルールです。また、都道府県予選は、個人戦で上位者を代表とする混成チームと、団体戦で代表を決める単独チームがあり、その選択は各都道府県に委ねられているそうです。

 

今年の決勝戦は、神奈川県と茨城県の対戦となりました。

まず、両チームをご紹介します(敬称略)。

 

【神奈川県】

先鋒      146.5㌢  63㌔   朝飛道場

次鋒  賀持  154㌢      63㌔   朝飛道場

中堅  鈴木  150㌢      66㌔   朝飛道場

副将  織茂  162㌢      60㌔   朝飛道場

大将  関根  157㌢      67㌔   港武館

 

神奈川は、前2人中心にポイントを稼ぐ、前半型のチームという印象です。そして副将には寝技の巧い織茂選手もいます。決勝までの対戦相手は以下の通りです

 

1回戦香川県

2回戦佐賀県

3回戦秋田県

4回戦大分県

準決勝三重県

 

 

【茨城県】

先鋒  藤井  137㌢      47㌔   つくばユナイテッド

次鋒  村尾  153㌢      50㌔   つくばユナイテッド

中堅  酒井  164㌢      84㌔   下館武道館

副将  長島  166㌢      55㌔   無心塾飯島道場

大将  飛田  174.5㌢  93㌔   無心塾飯島道場

 

一方の茨城県は、次鋒以降に強力メンバーが揃う好チームです。同じく決勝までの対戦相手は以下の通りです

 

2回戦大阪府

3回戦山口県

4回戦福井県

準決勝東京A

 

【先鋒戦】

神奈川の秦選手は、これまでも威勢の良い柔道で、切り込み隊長として十分な活躍でした。決勝戦も前半に有効(これは腹這いにも見え、微妙な判定のように思いました)を先取し、試合を有利に進め、その後、相手を押し込んでの見事な小外刈りで一本勝ちでした。ちなみに朝飛道場には、他にも4年生に藤倉選手をはじめ大型の強い選手がいて、来年2人代表になっても厳しい代表争いが予想されます。

 

【次鋒戦】

茨城・村尾選手、神奈川・賀持選手というポイントゲッター同士の対戦となりました。この2人は、去年のひのまるキッズ関東大会の決勝戦と、今年の夏の学年別大会でも対戦し、僅少差ながら共に村尾選手が勝っています。

村尾選手は、中量級ながらもがっしりとした体格で、力強い選手という印象です。

一方の賀持選手も、前後の技を有効に使い、安定した力のある好選手です。

注目の一戦は、結果は引き分けでしたが、内容は賀持選手が圧倒していました(村尾選手に指導1)。これ程までの差は無いだろうと思っていましたので意外でした。その位内容差のある試合でした。

 

【中堅戦】

体格に勝る酒井選手の圧勝でした。縦横大きく、5年生にして十分『体格の良い中学生』という感じでした。神奈川の鈴木選手も普通なら大きな選手で、激戦区神奈川の準優勝ですから、相当な実力だと思いますが、この試合は一方的に酒井選手が攻めて、57秒払巻込で一本でした。

 

【副将戦】

次鋒戦と同様注目の一戦、この試合のハイライトでした。ここまで1勝1敗1引分けの全くの五分。ちなみに、この両者も今年のひのまるキッズ関東大会の決勝で対戦して、長島選手が一本勝ちしています。

両者共、決して太い選手ではなく、特に長島選手はヤセ型ですが、積極的に技を繰り出す、好感の持てる柔道で以前から注目していました。

試合は長島選手が終始攻めて(織茂選手に52秒に指導)優勢でした。ところが、寝技師の真骨頂である、凌いで凌いで、残り20秒で訪れたチャンスを生かし(相手の技で崩された体勢から寝技に持ち込んで)、何と残り2秒で押さえ込んで逆転の一本勝ちとなりました。

織茂選手を見ていつも思うのですが、本当に良く寝技を研究しています。技の入り方、新しい技の習得など、相当練習しているのだと思います。

一方、負けはしましたが、長島選手は非常に素晴らしい選手だと感じました。今は体が細いですが、このまま順調に伸びて欲しいと思いました。

 

【大将戦】

茨城の飛田選手は、中学生でもなかなかいないくらい立派な体格をしています。

ひのまるキッズ関東大会での結果がくやしいと、同じひのまるキッズの東北大会にも出て優勝するなど、やる気も素晴らしいと思います。柔道を始めたのが3年の終わり頃だそうですので、今の段階では全国のトップクラスの中に入ると技術的には開拓の余地があるように見えますが、将来楽しみです。

関根選手も普通なら十分大きな選手ですが、さらに大きな選手を相手によく凌ぎきったと思います。港武館と言えば、高井選手や西田選手、寺島選手などの出身道場ですし、以前にも同じ関根という活躍した選手もいました。これからも頑張って欲しいですね。

 

両チームとも、先鋒と中堅で1対1はある程度覚悟していたのではないかと思います。

やはり次鋒と副将の勝負がポイントで、もう一度やったら違う結果になったかもしれないと思われるほど、力は拮抗していたと感じました。

今後の選手たちのますますの活躍に期待したいと思います。

 

 

【柔道関連テレビ情報】

 

平成23年度全日本学生柔道体重別団体優勝大会

 

10月29日~30日に、兵庫県尼崎市で開催される大会です。

放送日は以下の通りです。是非ご覧ください。

 

平成23年11月5日(土)

15:00~16:00

NK教育テレビ

 

 

平成23年10月21日

【第90号】