みなさん、こんにちは。
今回のテーマは『第1回Jr.JUDOサーキット埼玉上尾大会』です。
この大会の1番の特徴は、小学生は学年・性別関係無く、体重だけで階級が設定されている事です。
中学生は男女別で、男子は2階級、女子は無差別1階級でした。
また、1年間各地で開催し、年末にグランプリ・ファイナル(仮題)を開催するのも特徴で、各回の優勝者は招待選手として出場できるという特典(参加費免除、交通費支給)付きです。
当日の階級とエントリー数は以下の通りです。
<小学生>
【30㌔以下級】31人
【36㌔以下級】20人
【44㌔以下級】15人
【44㌔超級】 13人
<中学生>
【男子60㌔以下級】22人
【男子60㌔超級】 17人
【女子無差別級】 11人
エントリー数の関係から、当初案内とは階級分けの区分が変更されたクラスがあったり【本来は、小学生5階級、中学男子3階級、女子2階級】、審判規定も、国際ルールから講道館ルールとなる等の変更はありましたが、東京や千葉からも参加があり、熱戦が繰り広げられました。
大会目的にあるように、『柔道を志す少年・少女に日頃の練習の成果を発揮する場所を提供する』、『体重別にすることにより軽量選手の活躍の場を広げる』という主旨は、共感できます。
実際は、多くの大会で、無差別と言っても体重順に並べてトーナメントをしており、準決勝までは実質的には体重別大会の色合いもあるものの、今回は学年の枠も取り払っているし、体重区分もより細かくなっており、徹底していると感じました。一方で【柔よく剛を制す】の通り、本来、柔道は体の小さい者が相手の力を利用し、大きい者を投げる事に醍醐味・意義があるという柔道基本理念を主張される方もいらっしゃるとは思います。個人的には、先日の寝技大会含め色々な主旨の大会がある事は、子供達にとっても良い経験になりますし、良いことだと思います。
各クラスの入賞者は以下の通りです(敬称略、順位は優勝、準優勝、3位、3位)。
<小学生>
【30㌔以下級】
佐々木(新越谷山崎)
湯下(柴崎)
三浦(新越谷山崎)
谷津(研武館)
【36㌔以下級】
石井(新宿柔道部)
安藤(吉田道場川口)
幸田(柔志館越谷)
芹澤(柔志館越谷)
【44㌔以下級】
鈴木(柔志館越谷)
六反(柔志館越谷)
谷津(研武館)
横山(大宮立志塾)
【44㌔超級】
菊地(吉田道場川口)
山崎(新宿柔道部)
上田(吉田道場川口)
高橋(新宿柔道部)
<中学生男子>
【60㌔以下級】
小林(柔志館越谷)
林(足立学園)
樋口(足立学園)
中沢(足立学園)
【60㌔超級】
太田(足立学園)
桑崎(足立学園)
竹中(大宮立志塾)
秋元(足立学園)
<中学生女子>
【無差別級】
本田(瑞江中学)
湯浅(大宮立志塾)
鈴木(大宮立志塾)
橋本(瑞江中学)
なお、中学生男子は人数の関係から体重60㌔で分けられました。夏の全国中学大会で55㌔以下級の東京都代表だった秋元選手が60㌔超級に出場し、遥かに大きい選手達(中には100㌔超と思われる選手も!)と試合していたのは、致し方ない事ですが、次回以降は、よりたくさんの参加者があって(この大会の主旨からすればもう少し階級が増えて)欲しいとも感じました。とは言え、堂々3位は立派だと思いました。
中学生女子は、クラス分けができませんでした。次回以降に期待したいと思います。
この大会は、大宮立志塾が主催され、表彰式後に抽選会をやる等、試合以外にも最後まで皆が残って表彰式が盛り上がる工夫もなされていました。
通常の大会以上に、準備もたいへんだったと思われます。関係された皆様に感謝申し上げます。
次回は3月に千葉県柏市で開催予定です。参加者が増え、益々の熱戦が繰り広げられる事を期待したいと思います。
平成22年1月26日
【第17号】