柔道ニュース 『卒業② 優・駿』

みなさん、こんにちは。

ようやく春らしさを感じる陽気となり、桜も一気に見頃となりました。

山崎道場の子供達も、新年度が始まり、新たな気持ちでスタートを切った事と思います。

柔道も試合シーズン突入です。日頃の成果を発揮できるよう頑張りましょう。

 

さて、今日のテーマは『卒業②優・駿』です。今回から一期生が登場します。

一期生は、山崎道場が全柔連登録する以前から、今春の卒業まで頑張り続けた、新中学生の子供たちです。柔道キャリアは、一番長い子で8年になります。

 

この間、先輩(現在高校1年)はいましたが、年齢差がありましたので、実質的には常に自分たちが最上級生であったわけです。この環境は、色々な観点から厳しかったと思います。しかしながら、一期生は下級生の手本となり、リーダーシップを発揮し、大変頑張ってきました。

 

頑張った一期生の中で今回は、『ユウ』を紹介します(親しみを込めて、道場で呼んでいるように敬称を略します)。また、弟の『シュン』も今回一緒に道場卒業のため、合わせて紹介します。

 

ユウは、1年生の10月、シュンは幼稚園年中の10月に、2人揃って入門しました。

私が知っているのは、ユウが3年生の9月、シュンは1年生の9月からですが、当時の印象は、ユウは、身長はあるものの、まだ全体的に細い感じでした。最近は身長も更に伸びて、体重も増えて逞しさが増してきました。

柔道も体の成長と共に力強さがついてきて、最近特に成長の跡が感じ取れます。

 

また以前は、どちらかと言うと、練習の時の力を試合でなかなか発揮出来ないタイプでした。

ところが、小学生最後の公式戦である埼玉県紅白戦では、非常にガッツを感じる、内容のある試合を見せてくれました。

私自身とても嬉しかったし、山崎道場の応援団から、大きな拍手喝采であった事は言うまでもありません。

 

また、ユウには二つ下に弟のシュンがいます。シュンは運動能力が高く、特に長距離走では幼稚園時代から負けた事が無いそうです(ユウに教えてもらいました)。道場のラントレでも、いつもシュンが先着。お兄ちゃんとしては、悔しさもあったと思いますが、頑張り続けた事は立派です。

 

また、兄弟2人共通の事ですが、息子が入門した当初、柔道も全くの初心者だし(皆たいていそうですが)、道場の仲間達にも入門前からの知り合いも無く、同じ小学校の子供もいない状況でした。このような状況下、2人は息子とほぼ同時期に入った同級生と共に、息子に話しかけてくれたり、話し相手になってくれました。もちろん、他の子供達もそうなのですが、このような優しい面も持っています。

当時お父様にはお話した事がありますが、今でも感謝しています。

 

ユウへ

山崎道場での経験は、これからの人生の色々な場面で必ず力になってくれます。

中学は柔道部の無い学校だそうですが、山崎道場で培った事を遺憾無く発揮し、自身が選んだ道で活躍して欲しいと思います。

また、たまには道場に来て後輩を鍛えてあげてね。

 

 

次にシュンですが、結果としては、お兄ちゃんのユウと同じ期間道場に通った訳で、キャリアは5年半になります。これだけの期間、毎週土日に長時間道場に通った訳です。他の子供達もそうですが、まだ遊びたい盛りに、よく続けたと思います。

シュンは、体は大きくはありませんでしたが、上記の通り運動能力が高く、『南埼玉郡市大会3位』など活躍しました。

シュンは運動能力だけでなく、気持ちの面(闘志)も強かったと思います。残念だった点は、ケガが多く、練習を休みがちだったところで、シュンの能力なら、もっと練習に参加できたら更なる活躍が期待できたと感じます。

 

シュンへ

これからまた違う分野に進んでも、山崎道場で培った事を忘れず頑張ってね。

最後になりますが、他の卒業生と違って、本人はもちろんですがご家族にお目にかかれる機会も減ってしまうかと思います。これからのお2人の、そしてご家族皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます

 

 

<柔道関連テレビ情報>

 

【全日本女子柔道選手権大会】

 

体重無差別で、今年の女子柔道の日本一を決める大会です。

男子同様全国の地区予選を勝ち抜いた精鋭36選手によるトーナメント戦です。

今年は9連覇していた塚田選手が引退し、誰が勝っても初優勝となります。

去年の世界選手権2階級制覇の杉本 美香選手(コマツ)中心に、今春東海大を卒業した田知本 愛選手(ALSOK)らの活躍が期待されます。

 

4月17日 16:00~17:30

NHK総合テレビ

 

 

平成23年4月9日

【第68号】