柔道ニュース 『インターハイ男子団体』

みなさん、こんにちは。
今、8月11日の朝7時45分(おはようございますですね)、大宮駅の新幹線待合室で時間待ちをしています。
既に帰省ラッシュは始まっていて、とても混雑しているのと、ビジネスマンの姿が非常に少なく、家族連れや手土産、大きなバッグを持った人の姿ばかりです。案の定、車内は満席、朝からビールを飲んで騒いでいる人達や弁当を食べている人もいて、いろんな物が混ざった臭い…、だいぶ仕事へのモチベーションが削がれますが、気を取り直して頑張ります。
さて、夏の全国大会真っ盛り、今週は沖縄でインターハイが開催されています。
残念ながらテレビ中継はありませんが、男子団体は国士舘(敬称略。以下同様)が圧倒的な強さで三冠を飾りました。
結果は以下の通りまさしく”圧勝”です。

1回戦   シードのため不戦
2回戦   4対1(天理)
3回戦   5対0(津幡)
準々決勝  5対0(長崎日大)
準決勝   4対0(小杉)
決勝      3対0(東海大相模)

失点は僅かに一つ。天理戦での優勢負け。
決勝の東海大相模戦は接戦を予想しましたが、結果的には3対0でした。
先峰、次鋒が引き分けた後、中堅戦は国士舘・浅沼選手、東海大相模・王子谷選手のエース同志の対戦となりました。両選手、金鷲旗での対戦はありませんでしたが、共に金鷲旗ルールではエースの証である大将での出場。また春の選手権では、王子谷選手が勝ちました。以来浅沼選手は、王子谷選手との対戦を想定し、ずっと対策を練ってきたそうです。まさに執念の勝利ですね。
東海大相模にしてみたら、エース王子谷選手で1点を狙っていたはずですから、そのショックは少なく無かったと思います。これまでにも書いてきましたが、団体戦は『流れ』があります。前2人が引き分けた時点では、東海大相模がむしろ『してやったり』だったはず。勝負の世界に『タラ・レバ』の無いことは承知の上で可能性を語らせてもらえれば、ここでもし王子谷選手が勝っていたら、残り2人は引き分けで終わり、東海大相模の1対0もあったかなと…。そうした意味からも、決勝戦のキーポイントは中堅戦だったのではないかと思いました。

国士舘の3冠で現チームでの3大大会は終りました。国士舘のみなさん、3冠達成、おめでとうございます。昨年までの2年間、東海大相模の後塵を拝してきた悔しさをぶつけ、3年生にしてみたら、優勝経験無しで卒業する可能性もあった中で『優勝』&『3冠』という最高の形で幕を閉じました。今後も精進され、将来の日本柔道界を代表する選手を目指して下さい。

団体戦決勝と同日、個人戦の軽量3階級、翌日は個人戦の81㌔級、90㌔級、100㌔級、100㌔超級が、また、女子は男子の後で開催されます。個人戦や女子は、また改めて書きます。

平成22年8月12日②
【第38号】